吉原芸者みな子ブログ

吉原芸者みな子姐さんに関する情報をお伝えするブログ

気楽に粋を感じてみませんか?着物の方も大歓迎!

 

吉原文化の最後の継承者、四代目みな子姐さんを5年間取材したドキュメンタリー映画の上映会を東京の花街のひとつ・神楽坂で行います。安原真琴監督の初トーク&懇親会がついたスペシャル企画です。ニッポンの「粋」について、お酒を飲みながら語らいましょう。

 

 

 

「 最後の吉原芸者四代目みな子姐さん―吉原最後の証言記録―」特別上映会

とき・12月6日(金)18:30開場、19:00開演-22:00終了

会場・神楽坂キイトス茶房

アクセス・神楽坂/キイトス茶房 キイトス茶房 基本情報

 

参加費・3500円(安原監督トーク、映画上映、軽食とお酒の懇親会つき)

テーマ・「粋ってなんだ?」

定員・25名 ※定員になり次第締め切らせていただきます。

ご注意・ポスターやチラシなどを通して参加される方もいらっしゃいますので、定員より少ない人数で締め切らせていただくことがございますことを、ご了承ください。

 

 

大学講師であり江戸文化研究者の安原さんがみな子姐さんと出会ったのは、05年夏。安原さんが立教大の付属高校の授業で江戸文化を教えた際に、知人の紹介でみな子さんに講師に来てもらったことがきっかけだそうです。依頼時みな子姐さんに「吉原芸者は私が最後の1人なんだよ」と言われ、安原さんはその活動を記録することを決めたといいます。

 

 

みな子姐さんの生き様に強烈に惹かれ、2010年に亡くなるまでの5年間を安原さん自らカメラをまわし続け、初めてにして短編映画を制作。みな子姐さんの磨き上げてこられた唄や三味線、鼓などの芸や、会話や所作など「ほんもの」が随所にちりばめられた映画です。「粋とはなにか」をわたしたちに問われているような、そんな気持ちにさせられます。

 

2013年夏、渋谷UPLINKを皮切りに、現在全国各地で上映会を開催していますが、今回、みな子姐さんの粋な生きざまについて、監督自ら初めて語ります。その後、お酒と軽食をいただきながら、集まった参加者のみなさんとともに語らいましょう。

 

安原監督より

神楽坂で、「粋」について自由に語らう場を設けました。

日本特有の美意識「粋」。「クール」にも通じる美意識です。

 

かつて、それは「吉原」に究極に集約されていました。

吉原では、あらゆるものが粋であり、またそれを発信する源でもあったのです。

吉原消滅後も、その精神は、最後の吉原芸者みな子姐さんの身体に継承されていましたが、残念ながら2010年に亡くなられてしまいました。

 

しかしながら、その芽は今も、東京に残る6つの花街に息づいています。

そこで、みな子姐さんの映像記録を、花街の残る土地で鑑賞しながら、

粋について自由に語らう、そんな企画をたてました。

 

今回は、最近「粋な街」として若い方々にも注目されている神楽坂で開催します。

会場は、知的好奇心をかきたてる、本に囲まれたオシャレなカフェ、キイトス茶房。

みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。

 

安原眞琴